世界で最も安く生活できるマレーシア3都市

  • 2017.06.08
ASEANのニュースを配信

マレーシアとシンガポールの生活費を比べたところ、過去12ヶ月間でその格差はさらに拡大している。

イギリスの人材コンサルティング会社ECAインターナショナルが発表した調査によると、駐在員が生活する上で、クアラルンプール、ジョージタウン、ジョホールバルは、リンギット安に押され、他の国と比べて生活費がかからない都市であるとしている。

長引くリンギット安で、クアラルンプールは最も物価の高い都市のランキングで下位に落ち、ジョホールバルもアジア・太平洋地域で、生活費が2番目に安い都市になっている。

マレーシアの都市は、駐在員にとって世界でも生活費がかからない都市として、常にでランキングされており、過去5年間でさらに物価が安くなっている。

シンガポールは、同地域で最も生活費のかかる都市の10位に今年はランキングされている一方で、KLは54位につけている。 2016年のランキングでは、10位のシンガポールに対し、KLは49位であった。

また、世界で最も生活費のかかる262の都市のうち、KLは212位で、他のマレーシアの都市と共に、世界で最も安い50の都市に入る結果となった。ちなみにジョージタウンは245位、ジョホールバルは250位であった。近隣の国シンガポールは世界で24番目に物価が高い。

前回の調査以降、シンガポールの物価が高騰している状況で、現地通貨建ての場合、過去12ヶ月間の生活費は明らかに高くなっている。

しかし、他の多くの通貨に対してシンガポールドルは下落しているため、1年前と比べて安く生活できるようになった。

物価調査は、日常的に購入されている商品とサービスを基に、毎年3月と9月に実施されている。

また、調査元のECAインターナショナルは、一般企業が国際報酬プログラムを利用する為の知識、情報、技術を提供している。