テクスケム傘下ディムサムデライト廃業

  • 2017.07.05
クアラルンプールのニュースを配信

THE EDGE MARKETによれば、ミシュラン2つ星店Tim Ho Wanを運営するDim Sum Delight Sdn Bhd が廃業した。ペナン島を拠点とする化学品・食品関連会社テクスケム・リソーシズ(Texchem Resources Bhd:テクスケム)の傘下の会社であった。テクスケムは51%、ディムサムデライト(Dim Sum Delight)が49%株式を保有していた。

テクスケムは、1993年に同会社会長の小西史彦が創業し、現在マレーシア証券取引所に上場しているコングロマリット。

2016年度の決算で895,642リンギットの損失を記録し、消費が伸び悩み、業界の競争の激化が続く中で、ディムサムデライトが近い将来持ち直すことが期待できなく、会社存続は困難であると見極めた結果の処置であったとテクスケム(Texchem) は報じた。

株主はこれ以上の損失を回避する為に、廃業を支持した。

また、テクスケムが94.87%株式を保有するOcean Pioneer Food Sdn Bhdは、SHT Marine Frozen Sdn Bhdにペラ州の土地と関連機材を265万リンギットで売却する予定であるという。一連のこうした動きは、収益の見込めない資産を処分することにより、財務状態を良好に維持する為であるとテクスケムは述べた。