フェアトレードにこだわったバティックブランド
マレーシアの手工芸品といえば、バティック。
バティックのブランドはたくさんあるが、一つ一つの製品にストーリーが込められているのがBatik Boutique(バティックブティック)だ。
スカーフ、バッグ、ポーチ、シャツ、ドレス、ブラウス、ランチョンマット、キーホルダーなど幅広いアイテムが揃うが、共通するコンセプトは「フェアトレード」。
Batik Boutiqueを立ち上げたのは、アメリカ人女性のエイミーさん。
交通手段がなく、技術もなく、働きたくても働く機会を得られないマレーシア女性を助けたいという思いから始めた「社会的起業」である。
仕事に就けない女性に無料で裁縫を教え、一定のレベルに達したら、彼女たちの自宅から通える場所にあるBatik Boutiqueの工場での仕事を紹介する。
有名な大企業にも商品を卸しているなど、品質の高さはお墨付きだ。
デサスリハタマスに2017年末にオープンしたショップのほか、国内のさまざまなお土産物店にも商品を卸している。
使用しているバティック生地の多くは、マレー半島東側のクランタン州やトレンガヌ州など、バティックの産地として有名な場所にエイミーさんが足を運び、協力を取り付けてきたアーティスト達によるもの。
最近では、地球環境に優しい素材を使った染め物を取り入れ始めており、例えばマンゴスチンを使って染めた生地なども使われている。
ワークショップで世界に一つだけのアイテムを作る
おすすめはワークショップ。
デサスリハタマスのショップの二階で週に2回開催されている。
バティックと絞り染めの二種類あるのだが、ワークショップで染めた布を工場に送り、ポーチやエプロンといったショップで販売しているものと同じような製品に仕上げてくれる。
ワークショップは、ウェブサイトから参加日時と何を作りたいかを選び、申し込みができる。価格は、例えば布張りのノートなら22米ドル、クラッチバッグなら79米ドルなど。
まさに世界に一つだけのバティックアイテムは、マレーシア滞在のいい思い出になるだろう。
【店舗名】 | Batik Boutique(バティックブティック) |
【住所】 | 3 (Ground Floor), Jalan 26/70, Desa Sri Hartamas, 50480, Kuala Lumpur, Malaysia |
【電話番号】 | 60 3 2303 6052 |
【営業時間】 | AM9:00 - PM6:00 |
【休業日】 | 土曜、日曜 |
【WEBサイト】 | https://www.thebatikboutique.com
【ワークショップ申し込み】 |
※掲載内容は2018年5月時点の情報です。