ビレッジ・グロサー・ホールディングス B.I.G.株100%取得 事業拡大

  • 2017.04.15
クアラルンプールのニュースを配信

ビレッジ グロサー ホールディングス(Village Grocer Holdings Sdn Bhd)が、ベンズ インデペンデント グロサー(Bens Independent Grocer Sdn Bhd:B.I.G.)の株式をビッグ・グループ(Big Group)から100%取得。今後18ヶ月の間にクラン・バレー地域にさらに店舗を開設することにより、両ブランドの基盤を強化し、高級食品リテール市場での優位な事業展開を目指している。

両ブランドのオペレーション及び物流の統合を図ることにより、拡大する高級食品需要に対応していく。

 

2004年に高級住宅地にあるバンサビレッジモールにVillage Grocerの第一号店が開業して以来、現在、KL首都圏クランバレーに10店舗展開している。

2014年9月にプライベート・エクイティ会社であるナビスキャピタル(Navis Capital)が、Village Grocerの過半数の株式を購入。

それに続いて、2014年12月、ビッググループ(Big Group)の株式も購入している。

プライベート・エクイティ会社が、消費者関連事業に強い関心を示している他の例として、地元のスーパーマーケットチェーン ジャヤグロサー(Jaya Grocer)の株式を保有しているCIMBプライベートエクイティと三菱商事が管理・運営するプライベート・エクイティ会社がある。

ビッグ・グループは、今回の小売食料品事業の売却により、プランBおよびベンズ・レストランチェーンなど安定した食品・飲料事業に注力し、事業拡大させていく方針である。