日経マレーシアの報告によれば、マレーシアの製造業は今年4月で2年ぶりに大幅に改善するとしている。
日経マレーシアの製造業購買指数(PMI)は3月の49.5ポイントに対し、4月で50.7ポイントとなった。 50.0以上の数値は、業績改善があったことを表す。同分野が改善値を記録するのは、2015年3月以来である。
IHS Markitのエコノミスト、ポール・スミス氏は、「今年4月の調査では、過去2年間で初めて生産高と新規受注数が、同時に増加したことで若干の好転を見せた」と述べた。海外向けの販売が増加したことで、成長が支えられたと同時に脆弱な国内需要が緩和された。
また、同氏は、2014年7月以来、中国、ヨーロッパ、日本、中東向けの新規注文が、堅調に伸びたことも指摘している。
輸出増加の一因を通貨の弱さ(リンギット安)としているが、当然、高騰している原料費は消費者に課すことで生産者はバランスをとっているとしている。
参考:Malaymail Online