ナジブ氏によると、アセアン地域の経済は、現在2.6兆米ドルに及ぶが、堅調な成長を遂げられたのもアセアン加盟国間の協力があったからこそであり、2050年には9.2兆ドルにまで拡大するであろうと述べた。最重要課題は、1,634から5,975に365%増加している非関税障壁と非関税措置を削減することである。
貿易をより自由に行えるようにコストを削減し、手続きを簡素化するためには、強いコミットメントが要される。アセアン加盟国が歩調をそろえて取り組まなければならなく、アセアン事務局と各加盟国の経済閣僚は、非関税障壁と非関税措置の削減を推進していくであろうと語った。
ナジブ首相は、第12回ブルネイ - インドネシア - マレーシア - フィリピンの東アジア成長圏サミットで、パン・ボルネオ高速道路建設、テルック セパンガール港(Teluk Sepanggar)とムカ(Mukah)空港の拡張、および再生可能エネルギーへの投資などのプロジェクトに取り組んでいく予定であると述べた。
一方、第12回インドネシア・マレーシア・タイ・成長の三角地帯IMT-GT(IMT-GT)サミットでは、IMT-GT Vision 2026とIMT-GT実装ブループリント2017-2021が承認された。
両計画には、470億米ドルのインフラプロジェクトがあるが、マレーシアでは、クアラルンプール とシンガポールの高速鉄道プロジェクト、東海岸連絡鉄道、チュンピング・バレー工業地区とペリス・インランド港が含まれる。
情報:Straits Times