2017年8月1日から、マレーシア国内の宿泊施設を利用する旅行者に「観光税」が課されることになる。マレーシア税関局のホームページによれば、1部屋あたり1泊2.5リンギットからとされている。
課税対象は、観光客の宿泊先として使用されているあらゆる施設で、管轄当局に登録しているホームステイとカンポンステイ、管轄当局が管理する施設、教育団体が管理している施設、トレーニング目的で使用されている施設、宗教施設等は非課税となり、どれも商業目的でないことを前提としている。また、10部屋以下の宿泊施設も非課税となっている。
管轄当局への登録の受付けが7月1日から始まる。1泊当たりの課税額は、ランク付けされていない宿泊施設の2.5リンギから、5つ星ホテルの20リンギである。ナズリ・アジズ観光・文化相がによれば、今年4月に観光税導入の法案が可決されたときに、国内1千百万といわれているすべての宿泊部屋の稼働率が60%に達した場合、観光税からの収入は6億46百万リンギ程になると試算していると述べていた。
情報:Channel News Asia