マレーシアには様々な媒体がある中で、音楽に触れられ、情報を耳から得られるラジオ放送は今もなお生き続け、大衆にとって切ってもきれないマス・メディアである。
グローバル市場調査会社のGfK Globalが、マレーシアのラジオ放送聴取者について最近調査したところ、今年上半期でラジオ放送の聴取者の数が着実に増加しているという結果となった。
特にアストロラジオが運営するラジオ局が最も人気が高く、これは広告主にとって朗報となった。
毎週1560万人が聴取する同社が保有する９つのラジオ局は、国内でラジオ聴取者の77.8％を獲得している事となる。昨年の1510万人すなわち76％から上昇している。
アストロラジオは様々な言語でERA fm、hitz fm、MY FM、THR Raagaといったチャンネルを設けているが、どれも各言語カテゴリーでナンバーワンの地位を獲得している。また、THR Gegarは東海岸のラジオ局で常にトップの地位を維持している。
今回の調査によれば580万人の聴取者をもつERA fm が国内のラジオ局でトップであり、470万聴取者を得ているSinar FM は2位であった。
アストロラジオのＣＥＯ、ジェーク・アブドラ（Jake Abdullah）は、調査の結果は数字だけにとどまらないと述べた。
聴取者の声をしっかり聞き、サービスを提供することに専念することで各さらに成長する。ディジタル分野でもファンのベースも築き上げ、ソーシャルメディアというプラッフォームを通してファンにつながる。
この新しいプラットフォームの導入で、同社の９つのラジオ局は1340万のソーシャルメディアファンを得ているだけでなく、670万人にその投稿が送られている。
９局のホームページには、月々760万人のマレーシア人がアクセスしており、デジタルストリーミングは1700万回を超えているとアブドラ氏は付け加えた。
