マレーシアの格安航空会社(LCC)マリンドエア※が、8月21日、全日空(ANA)とインターライン提携をしたと明らかにした。
この提携により、2社を利用した乗り継ぎ便の予約や発券が一度に行えるようになる。全日空の搭乗客は、クアラルンプール国際空港(KLIA)に発着するマリンドエアの16カ国46都市への便の乗り継ぎがしやすくなり、一方、マリンドエアの搭乗客は、成田空港と羽田空港に発着する日本国内外への約200路線への乗り継ぎが容易となる。
マリンドエアは、トルコ航空、カタール航空、エディハド航空、オマーン航空とインターライン提携をしており、全日空が5社目。
※マリンドエア
インドネシアのLCCライオンエアと、マレーシアの企業が2012年に設立した航空会社で、社名は「マレーシア」と「インドネシア」から命名されている。運賃に預け荷物や軽食が含まれており、個別にモニターが設置されたシートは比較的ゆとりがあるなど、一般的な格安航空とは異なるサービスを提供している。東南アジアや南アジアのほか、オーストラリアにも就航しており、毎週、46都市に約800の便が発着している。