ECサイト大手のLazada Malaysia※(ラザダ・マレーシア)が、米系保険会社AIG Malaysiaと提携し、LazadaのECサイト上で保険商品を売り出す。取り扱う保険商品は、旅行、ひったくりや盗難、ケガや事故、Lazadaで購入した商品に対しての補償など、個人向けの損害保険で、価格は8~115リンギットを予定している。
両社は、マレーシアの国民の多くが保険に加入していないことから、26~35歳の利用者が多いLazadaというプラットフォームで保険商品を販売することで、若い層の保険に関する知識を高めたいとしている。
また、消費者にとっても、ECサイトは他の保険商品との比較がしやすく、消費者それぞれのニーズに見合った商品を選べる上、購入もしやすいというメリットがある。
※Lazada
「東南アジアのアマゾン」を目指し、ドイツのeコマース企業ロケット・インターネットが2011年にシンガポールに設立したeコマース企業。シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムの6カ国でECサイト「Lazada」を運営している。
2016年、中国のアリババ・グループが10憶米ドルでLazadaの経営権を取得した。