KL中心地の金融特区新プロジェクト「TRX」 西武系列デパートも入居へ

Tun Razak Exchange

クアラルンプール中心部、在マレーシア日本大使館からもほど近いエリアに、金融特区として指定された「Tun Razak Exchange(トゥンラザク・エクスチェンジ、以下TRX)」。今年7月に開通したMRTの駅も設けられており、今後開発が進む地域として注目の場所だ。

 

このTRXに2020年完成予定の複合施設Lifestyle Quarter(ライフスタイル・クオーター)に、日本の西武系列デパートなどが入居する計画があることが発表された。Lifestyle Quarterの開発を財務省傘下のTRX City Sdn Bhdと合弁で請け負うオーストラリア系開発会社Lendlease Corporation(レンドリース)が、Lifestyle Quarter建設の許可を得たことを受けて発表したものだ。

そのほかLifestyle Quarterには、香港のDaily Farm(デイリーファーム)グループのスーパーマーケットや、マレーシアのシネマコンプレックス、Golden Screen Cinemas(ゴールデンスクリーンシネマズ)による新感覚の映画エンターテインメントサービスも入居する。

 

TRXの敷地面積は約70エーカーで、そのうちLifestyle Quarterは17エーカーを占める。また、TRXには2,400 戸を備えるレジデンスタワー6棟、高級ホテル1軒、広さ10エーカーの公園も作られる予定だ。

 

 

写真提供:Lendlease Project (M) Sdn. Bhd.