日本最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴ(本社:東京都渋谷区)が、マレーシアのオフショア金融センターであるラブアン島に、仮想通貨関連事業を目的とする新会社OKfinc LTD.を10月中に設立すると発表した。資本金は360万リンギットで、オウケイウェイヴが100%株を保有する。
Q&Aサイト「OKWAVE」では、専門家を含むさまざまな立場の回答者が、質問者らに回答を無償で提供している。「OKWAVE」は、優れた回答者に利用者が仮想通貨「ビットコイン」を贈る機能を実装しており、新会社の事業で得られた知見を更なる機能向上に役立てていきたいとしている。
新会社は、オウケイウェイヴが事業推進のコア技術と位置付けているABCテクノロジー、つまり「AI(人工知能)」「Blockchain(ブロックチェーン)」「Chat(チャット)」のなかでも特にブロックチェーン技術を軸に、仮想通貨に関わる事業、および仮想通貨の取引、資金を調達するICO(Initial Coin Offering)や事業に関するコンサルテーションの実施を事業目的とする。
オウケイウェイヴでは、独自の仮想通貨を発行・販売し、ICOに関する世界の潮流を紹介する情報サービス「OKWAVE ICO NEWS」を提供している。また、同社が出資するテックビューロ株式会社(本社: 大阪府大阪市)がICOソリューション「COMSA」にてICOを実施し、大きな関心を集めていることもあり、新会社のOKfinc LTD.では、ICOについてのコンサルテーションも行っていくとしている。