マレーシアのコングロマリットYTL(ワイティーエル)グループ傘下のYTL Hotelsと、Marriott International(マリオット・インターナショナル)は12月5日、新たに4つのホテルをクアラルンプールと北海道のニセコに建設すると発表した。
クアラルンプールに建設するのは、JW Marriott(ジェイダブリューマリオット)と比較的新しいブランドのEDITION(エディション)である。JW Marriottは、クアラルンプールのハブであるKLセントラル駅近く、EDITIONはKLCCの近くに建設が予定されている。
一方、ニセコには、EDITIONとW Hotel(ダブリューホテル)の2つのホテルを建設する。
YTLグループは、世界各国に32のホテルを保有しており、Marriott International系列のホテルはそのうち11軒。YTLグループとMarriott Internationalの提携関係は20年に渡る。
YTLグループ社長のFrancis Yeoh(フランシス・ヨー)氏は「Marriott Internationalと連携してYTLのホスピタリティーをアジアに伝えていきたい」と述べている。
YTLグループは、2010年に北海道のリゾート施設「ニセコビレッジ」を60億円で買収して日本でも話題になった。YTLはニセコのリゾート開発に力を入れており、今回発表したホテル以外にも、The Ritz-Carlton(リッツ・カールトン)ブランドのホテルとコンドミニアムを建設するプロジェクトも進んでいる。