セゾンとGrabが提携、東南アジアでデジタルレンディングを開始

セゾンとGrabが提携

日本のクレジットカード会社、クレディセゾンが、3月5日、配車サービスのGrab(グラブ、本社:シンガポール)と資本業務提供し、新会社Grab Financial Services Asia Inc.(グラブフィナンシャルサービスアジア)を設立すると発表した。スマートフォンを活用したローン提供を行うデジタルレンディング(Digital Lending)を東南アジアで開始する。

 

クレディセゾンの発表によると、Grabに登録している利用者およびドライバーのデータや、Grabが提供するモバイル決済サービス「GrabPay(グラブペイ)」の利用状況を蓄積したビッグデータを活用。クレディセゾンの与信ノウハウを活かした信用評価システムを構築し、融資サービスに活用するという。

 

まずは、Grab登録ドライバーや利用者へのローン提供から始め、将来的には、GrabPayとのアプリ連携やキャッシュレス化の推進を目指す。

 

現在、Grabは東南アジア8カ国の178の都市で事業を展開しており、登録ドライバーは240万人、1日あたりの乗車数は400万件、アプリのダウンロード数は8100万に上る。