楽天証券株式会社（本社:東京都）が、マレーシアの大手証券会社「Kenanga Investment Bank （クナンガ・インベストメントバンク、以下Kenangaグループ）と合弁で設立したマレーシア初のネット専業証券会社「Rakuten Trade」が、3月6日に開催された「Malaysia Fintech Awards 2018」でグランプリを受賞した。
「Malaysia Fintech Awards」は、マレーシアの経済発展に貢献したもっとも革新的なフィンテック企業を称えることを目指し、NPO法人「Persatuan Usahawan Dinamik」主催で今年から開催されている。
「金融機関」「テクノロジー&サービスプロバイダー」「その他企業」の三つのカテゴリーからなり、Rakuten Tradeはグランプリにあたる「FINTECH COMPANY OF THE YEAR」を受賞した。
「Malaysia Fintech Awards 2018」には89社からの応募があり、一般投票も含めた審査が行われた。授賞式当日は、マレーシア財務省副大臣も出席した。
Rakuten Tradeは、マレーシアで2017年5月からサービスを開始。
日本国内でダウンロード数を160万のスマートフォン向け株アプリ「iSPEED」のマレーシア版のリリースをはじめ、ウェブセミナーの教育プログラムやリアルタイムのマーケット情報を閲覧できるウェブサイトの構築など、これまで対面取引が主流であったマレーシアで、取引をすべてネット上で行えるサービスを提供している。
楽天証券は、2015年に香港、2016年にオーストラリアへと海外事業展開を進めている。
