今年で15回目を数えるハラル展示会「Malaysia International Halal Showcase(以下、MIHAS)」が、4月4日〜7日の4日間クアラルンプールで開催される。
例年、さまざまな業種が展示に参加しており、飲食、医薬品、化粧品、金融、Eコマース、流通、旅行業など多岐に渡る企業が一堂に会する。今年は、VISAやMastercard、飲料メーカーのF&N(Fraser and Neave)、マレーシア国内のケンタッキーやピザハットを傘下に持つQSR Holdings Bhdなども大企業も参加する。
年を追うごとに注目度が高まり、マレーシアを「国際的なハラルハブ」として世界に印象づけることに一役買っているMIHASだが、今年は世界40カ国から800以上の企業が出展するという。
なお、2017年度、MIHASには世界33カ国から576の企業が参加。中国、インドネシア、タイ、台湾、フィリピンからの出展が多かった。
マレーシア政府は「世界のハラルハブを目指す」という国家戦略を立ち上げている。
マレーシア政府の外郭団体でハラル産業を振興しているハラル開発公社(HDC)によると、2016年度、マレーシアのハラル製品の輸出額は 422 億リンギに達した。これはGDPの7.5%を占める。