5月23日、スイスのローザンヌに拠点を置くビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が、2018年版「世界競争力ランキング(IMD World Competitiveness Rankigs)」を発表した。
IMDは、7年連続で世界管理者教育トップ3にランクインするなど、世界的に定評のあるビジネススクールだ。今年で30回目となる同ランキングでは、評価対象となった63ヵ国・地域のうち、マレーシアが22位となった。この結果は昨年と比べ2ランク上昇したことになる。
ランキングにおいて評価対象となる項目は、「経済状況」、「政府の効率性」、「ビジネスの効率性」、「インフラ」などで、アンケート調査の対象は企業経営者。
経営者としての理念や企業コストなどから評価される。
首位はアメリカ、次いで香港、シンガポール、オランダ、スイスと続き、トップ5は昨年と同じだが、順位が変わっている。
トップ10内には北欧3ヵ国ほか、アラブ首長国連邦、カナダがランクイン。日本は25位となった。
アジア地域の国のランキングは、中国(13位)、台湾(17位)、韓国(27位)、タイ(30位)、インドネシア(43位)、インド(44位)、フィリピン(50位)、モンゴル(62位)となった。
以下、2018年版世界競争力ランキング上位30ヵ国 ※カッコ内は昨年の順位。
1位 アメリカ(4)
2位 香港(1)
3位 シンガポール(3)
4位 オランダ(5)
5位 スイス(2)
6位 デンマーク(7)
7位 アラブ首長国連邦(10)
8位 ノルウェー(11)
9位 スウェーデン(9)
10位 カナダ(12)
11位 ルクセンブルグ(8)
12位 アイルランド(6)
13位 中国(18)
14位 カタール(17)
15位 ドイツ(13)
16位 フィンランド(15)
17位 台湾(14)
18位 オーストリア(25)
19位 オーストラリア(21)
20位 イギリス(19)
21位 イスラエル(22)
22位 マレーシア(24)
23位 ニュージーランド(16)
24位 アイスランド(20)
25位 日本(26)
26位 ベルギー(23)
27位 韓国(29)
28位 フランス(31)
29位 チェコ(28)
30位 タイ(27)